PLUS CYCLE(プラスサイクル)紹介 第2弾!! PLUS CYCLEで異常を早期発見する秘訣
病院で使われた一例
犬
病気
目次
前回はPLUS CYCLE紹介 第1弾として、PLUS CYCLEの設定方法からグラフから視えてくること、開発中の最新機能についてご紹介しました。
今回の第2弾では、「PLUS CYCLEで異常を早期発見する秘訣」と題して、PLUS CYCLEが全国の動物病院・獣医療系大学と実施している共同研究、いざというときに役立つかかりつけ病院との連携方法、実際に活用された事例などについてご紹介していきます。
PLUS CYCLEとは
PLUS CYCLEは首輪装着型のIoTデバイスです。
搭載している「加速度センサー」と「気圧センサー」で、活動量・ジャンプ回数・休息時間が測定できます。
PLUS CYCLEの機能や設定方法については、以下の記事をご覧ください。
PLUS CYCLEの開発・提供は動物病院!?
PLUS CYCLEの開発およびサービスを提供している当社は、日本動物高度医療センターという動物病院です。
そのため、PLUS CYCLEの最大の特徴は、全国の動物病院との連携にあります。
また、国内外の獣医学系大学とPLUS CYCLEを活用した共同研究を多く実施しています。
日本動物高度医療センターとは
日本動物高度医療センター(Japan Animal Referral Medical Center :略称 JARMeC)は、以下のMissionを掲げ、犬・猫向けの高度医療サービスを事業の中心としています。
皆さんが通院されている動物病院からの紹介を通し、高い専門性で治療にあたる二次診療施設として、全国に4つの病院を展開しています。
〒213-0032
神奈川県川崎市高津区久地2-5-8
〒121-0075
東京都足立区一ツ家3-1-7
〒468-0003
愛知県名古屋市天白区鴻の巣1-602
〒562-0036
大阪府箕面市船場西3-14-7
また、動物医療の可能性を広げるため、二次診療のみならず、PLUS CYCLEの他にも様々な取り組みを行っています。
動物検診センター キャミック
動物の MRI・CT 検査を専門に行う検査センターです。
テルコム
ペット用在宅酸素吸入装置「酸素ハウス」のレンタル、ICU・麻酔器接続用酸素濃縮器の製造販売を行っています。
PLUS CYCLEを活用した共同研究
PLUS CYCLEでは、積極的に国内外の大学・研究機関との共同研究を実施しています。
それら研究の成果は、複数の学会発表・論文発表で報告されており、動物医療の発展に貢献しています。
また、犬猫以外の動物についても、アジアゾウ・キリン・ハシビロコウなどの動物園動物、また、ツシマヤマネコの野生復帰や木曽馬の行動学研究など、絶滅危惧種にも学術的に活用されています。
異常の早期発見につなげる秘訣
PLUS CYCLEを愛犬・愛猫の異常の早期発見につなげるための秘訣について、具体的にご紹介します。
PLUS CYCLEアプリで記録・確認する
アプリで健康の管理をつける
PLUS CYCLEアプリでは、ごきげん・ごはん・うんちの3項目を簡単に記録できます。
記録することで、いざという時に動物病院で「3日前から、ごはんを残し始めた」など正確に伝えることができます。
デフォルトの状態では、「げんき」「ぜんぶ食べた」「ふつう」になっていますので、気になった時だけ記録すればOKです!
グラフで1日のパターンを視てみる
活動量・ジャンプ回数のグラフを寝る前に観察し、1日のパターンを知ることが大切です。
「〇時ころお昼寝しているな」
「〇時~〇時は活動量も低く、ちゃんと寝れているな」
いつもと違うパターンの時には、どこか調子悪いのかも?と、注意してあげてください。
毎日記録をつけたり、活動パターンを確認したりすることで、愛犬・愛猫の健康状態を視る力が備わり、異常に気付きやすくなります。
PLUS CYCLEアプリのアラートに注意する
活動量やジャンプ回数がいつもの平均値より2日連続で20%以上下がったら、アプリがアラートでお知らせします。
活動量やジャンプ回数の減少は、体調の変化を現しています。
アラートが出たら、PLUS CYCLEアプリの健康チェックをしてみましょう。
かかりつけ病院に相談する
PLUS CYCLEからアラートが出たり、いつもと活動量やジャンプ回数がおかしいな?と思ったら、いつもより注意して愛犬・愛猫をみてみてください。
そして、「いつもと違うな?」と思ったら、すぐに動物病院で診てもらうことが異常の早期発見の秘訣です。
全国に1,100病院以上あるPLUS CYCLE対応病院
しかしながら、
せっかく首輪に付けているのに、いざというときに動物病院の先生が知らない活動量計では意味がありません。
当社では、全国の動物病院へPLUS CYCLEについて紹介し、PLUS CYCLE対応病院を募集しており、2023年10月時点で全国1,117病院がPLUS CYCLE対応病院として登録されています。
PLUS CYCLE対応病院とは
PLUS CYCLE対応病院へは、PLUS CYCLEのデータをより詳細に見てもらえるツールを提供しています。
日頃の診察内容に加えて活動量やジャンプ回数の変化を見て診療に役立ててもらうことも可能ですので安心です。
定期的にPLUS CYCLEを活用したケースレポートを提供
PLUS CYCLE対応病院向けに、PLUS CYCLEを活用した症例についてケースレポートを発行しています。
どのような症例にPLUS CYCLEが活用できるのか、PLUS CYCLEを活用することで何が視えてくるのか、動物医療従事者への情報発信を続けています。
また、診察の際に飼主さんへの説明に利用できるよう、PLUS CYCLEレポートの提供を行っています。
かかりつけ病院がPLUS CYCLE対応病院か確認する、かかりつけ病院をPLUS CYCLE対応病院へ推薦する
皆さんのかかりつけ動物病院がPLUS CYCLE対応病院に登録されているかどうかについては、PLUS CYCLEウェブサイトよりご確認ください。
(画像をクリックするとページへ遷移します)
もし登録されていない場合は、病院の先生にご紹介いただいた上で、ウェブサイトよりPLUS CYCLE対応病院へ推薦することも可能です。
動物病院でのPLUS CYCLE活用例
実際に動物病院で診療に活用された例について、一部ご紹介します。
鎮痛剤の治療効果をイメージ
椎間孔ヘルニアの患者さんにPLUS CYCLEを装着して、術前術後の活動量測定を行いました。
その結果、鎮痛剤の効果や、治療が奏功したことを活動量の推移からイメージできました。
認知症の亢進をイメージ
シニア期の患者さんにPLUS CYCLEを装着して観察を行いました。
その結果、睡眠時間のバラツキが大きくなったことから認知症の亢進がイメージできました。
アトピー性皮膚炎による痒みをイメージ
アトピー性皮膚炎の患者さんにPLUS CYCLEを装着し、洗浄(シャンプー)前後の活動量を測定しました。
その結果、痒みがシャンプーで改善されていることが、夜間の睡眠時間の増加からイメージできました。
上記の活用例については、PLUS CYCLE WebサイトのVETページからそれぞれのケースレポートが閲覧できますので、興味のある方はぜひご覧ください。
まとめ
今回の記事では、PLUS CYCLE紹介 第2弾「PLUS CYCLEで異常を早期発見する秘訣」と題して、PLUS CYCLEを提供している日本動物高度医療センターについて、全国の動物病院・獣医学系大学と実施している共同研究、いざというときに役立つかかりつけ病院との連携、実際に活用された事例などについてご説明しました。
第3弾は、PLUS CYCLE唯一のサブスクサービス「わんにゃんプラスケア」について、
① PLUS CYCLEのアプリ機能が充実したら視えてくること
② PLUS CYCLEで測定できる「運動時エネルギー(≒消費カロリー)」
③ 加入することにより補償されること
など、「わんにゃんプラスケア」の魅力についてご紹介していきます。
愛犬・愛猫の健康管理の一環として、ぜひご検討いただければと思います。
ぜひ、PLUS CYCLEを活用して愛犬愛猫の小さなSOSに気付いてあげてくださいね!
【医療監修:日本動物高度医療センター】