猫に散歩は必要なのか?リスクと散歩する場合の準備と注意点

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窓の外をジーっと見つめている愛猫、よく見かけますよね。
「ウチの子、外に行きたいのかな?」と思うかもしれませんが、家の外と中を自由に出入りするのは交通事故や感染症などのリスクがあり、あまりお勧めはできません。

それでは、犬と同じように猫も散歩することはできるのでしょうか?

今回の記事では猫のお散歩について、その必要性とリスク、事前準備と注意点を徹底的に解説します!

猫に散歩は必要なのか?

猫はもともと好奇心がとても強く、新しい環境を探索することを好む動物だと言われています。

「自分の周囲の環境を把握し、その中で生きるために新しい場所や物を探索する」という自然界で生き残るための本能から来ていると考えられています。

ただ、猫の性格は個々に大きく異なり、新しい環境や未知のものに対して非常に警戒心が強くストレスを感じる子もいますし、シニア期や健康上の問題を抱えている場合は、お散歩が身体の負担になることもあります。 そのため、お散歩を考える際には、その子の性格や健康状態などさまざまな点を考慮し、しっかりと準備をして臨みましょう!

猫を散歩に連れていくリスク

猫をお散歩に連れていく際のリスクについて解説します。

脱走するリスク

猫は素早く、予測不可能な動きをすることがあります。

そのため、ハーネスから抜け出したり、リードを引きちぎって脱走したりする可能性があり、しっかりとした対策が必要です。

脱走してしまうと、ケガなどの懸念もありますが、猫の帰巣本能は明確に解明されておらず、外に出た経験のない猫が自宅に戻ってこられる可能性はかなり低いと言われています。

病気やケガ、事故に遭うリスク

外出すると、他の動物との接触・ケンカなどによる感染症やケガ、また、交通事故にあってしまうリスクもあります。

ノミやダニがつくリスク

野外には多くのノミやダニが生息しています。

これらの寄生虫は猫に取り付き病気を惹き起こし、さらには、人間にも影響を及ぼす可能性がありますので、注意が必要です。

どうしても猫を散歩したいときの事前準備と注意点

外に行きたそうにしている愛猫を連れて、どうしてもお散歩したい!

そんな時は、しっかりと事前準備をした上で、お散歩に臨んでください。

猫とお散歩するときの事前準備についてご説明します。

ワクチン接種を済ませておく

猫を外に連れて行く前に、必要なワクチン接種を全て完了させてください。

ワクチンの種類についてですが、野良猫は猫白血病ウイルスや猫クラミジアに感染している可能性が高いため、散歩時における感染猫との接触を考えると4~5種混合ワクチンの接種が推奨されます。

ワクチンについては、その子の年齢、飼育環境、体調によって、推奨される回数や種類が異なりますので、かかりつけ病院に相談してみましょう。
また、ノミダニの予防薬も必須です。

散歩コースを入念に選ぶ

散歩コースは車や人通りを避け安全で静かな場所・時間帯を選ぶようにしましょう。
特に、犬を散歩させている人が少ない道を入念に選んでください。

また、猫は犬の散歩のように決まった道を歩くことはまずありませんので、ご家族の誘導が必要です。

ハーネスをつける

首輪ではなく、体にフィットするハーネスを使用してください。
これにより、猫が急に走ったり飛び跳ねたりしても安全にコントロールできます。

初めてハーネスをつけるときは、家の中で練習してみましょう。
嫌がる気配を感じたら一瞬で外し、ストレスなく徐々につらける時間を増やしていきましょう。

キャリーバッグなどを持っていく

猫が怖がったときや疲れたとき、予期せぬ事態に安全な場所を提供できるよう、キャリーバッグを持っておくと安心です。
軽量で持ち運びやすく、安全性が高いものを選びましょう。

マナーを守る

猫の散歩中は、他の人や動物に迷惑をかけないように注意が必要です。
他人の私有地に入らない、猫のフンは必ず片付ける、オシッコをした際には水をかけるなどマナーを守り、愛猫とのお散歩を楽しみましょう。

 

脱走が怖い場合はマイクロチップを検討する

脱走した際のリスクを防ぐためには、マイクロチップの装着を検討することも一つの方法です。

もし猫が迷子になった場合でも、動物病院や保健所などでマイクロチップをスキャンすることで猫が戻ってくる可能性があります。

まとめ

猫の散歩は、猫の外への興味関心欲を充たし、運動不足を解消するひとつの方法ですが、リスクも伴います。

そのため、散歩をする場合は、十分な準備と注意が必要です。猫の安全と健康を第一に考え、最善の選択をしましょう。

PLUS CYCLEをつけてお散歩してみましょう!

PLUS CYCLEをつけてお散歩することにより、いつもとの活動量の違いを知ることができます。

雨の日などお散歩に行きにくい時は、部屋の中でお散歩に行っている時と同じくらい遊んであげることで、運動不足/ストレス解消につながります。
PLUS CYCLEについては、以下をご参照ください!

愛猫の睡眠時間を同年齢・同品種と比較できる
愛猫の睡眠時間が、同じ猫種、同じ年齢の全国平均値と比較できるので、「よく眠れているかな?」「睡眠時間は足りているかな?」などグラフで確認できます。

1日グラフで確認できる
1日の活動量を見ることで、「夜、モゾモゾしてないかな?」など、夜間の活動から睡眠の質が確認できます。

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医療監修:日本動物高度医療センター

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